日本航空、「JAL SKY NEXT」の運航開始、羽田/福岡線皮切りに

  • 2014年5月27日

JL執行役員顧客マーケティング本部長の加藤淳氏 日本航空(JL)は5月28日の羽田/福岡線3便を皮切りに、国内線に新仕様の機材「JAL SKY NEXT」を導入する。本革を使用した座席やLED照明などを導入し、機内インテリアを一新したもので、使用機材はボーイングB777-200型機。7月からは機内Wi-Fi環境の導入およびWi-Fiを使用した新エンターテインメントサービスも開始する。今後は国内線の77機を順次改修して、導入路線を増やしていく予定だ。

 普通席は黒とワインレッドが基調に JLは就航に先立つ27日に、実装機をメディアに公開。挨拶をおこなった同社執行役員顧客マーケティング本部長の加藤淳氏は、一新された内装について「大変壮観で、よく見ていただきたい」とアピールし、本革を使用した座席については「クッションを工夫し、ステッチを入れるなどして、滑りにくく安定感がある座席に仕上げた」と説明した。

 JAL SKY NEXTでは、普通席とクラスJに新たに本革を導入し、高級感を演出した。普通席についてはシートのスリム化を実現し、足元のスペースを最大で5センチ拡大したという。また、機内照明をLED化し、ピンク色の「さくら」、青色の「なつぞら」、緑色の「わかば」など、複数パターンの照明を準備。フライト中の時間や季節の変化に応じた演出をおこなうとした。

 加えて7月からは、米国ゴーゴー社の衛星接続サービスを利用した機内Wi-Fiサービスも開始。パソコンやタブレット端末、スマートフォンなどを持つ利用客に、有料でインターネット接続を提供する。そのほか、音楽やスポーツなどの映像コンテンツ、JTBパブリッシングの協力による観光地情報「SKYるるぶ」、フライトインフォメーションなどの機内エンターテインメントも無料で提供する。

 他路線での運航開始日や他機材への導入計画については、順次発表する予定。今後はB777-300型機、B767-300型機、B737-800型機などに導入する方針で、それぞれ8月、9月、10月を予定しているという。

※詳細は後日、フォトニュースで紹介