主要57社、13年度の取扱額3.7%増、海外減も外国人・国内好調

  • 2014年5月25日

 観光庁が取りまとめた主要旅行会社57社の2013年度(2013年4月1日~2014年3月31日)の取扱概況で、海外旅行、外国人旅行、国内旅行の合計取扱額は前年比3.7%増の6兆4855億2850万円となり、2年連続で前年度を上回った。

 海外旅行は1.0%減の2兆2705億2194万円とわずかに下回ったものの、外国人旅行が26.1%増の832億2117万円と大きく増加したほか、国内旅行も6.0%増の4兆1317億8540万円と好調に推移した。

 総取扱額が最も多かったのはジェイティービー(JTB)グループ14社で、4.6%増の1兆4943億2653万円。次いでKNT-CTホールディングス9社計が0.1%減の5254億991万円、日本旅行が6.4%増の4116億9658万円、エイチ・アイ・エス(HIS)が6.7%増の4107億1121万円、阪急交通社が4.1%減の3716億156万円、楽天トラベルが11.3%増の3644億6596万円などとなった。

 総取扱額の増減率を見ると、JTBグループ会社を含めればJTBグローバルマーケティング&トラベル(JTBGMT)が33.8%増(311億1633万円)で首位となったほか、i.JTBが23.8%増(1613億7938万円)、楽天トラベルが11.3%増とオンライン販売を強みとする企業が2位と3位を占めた。また、総取扱額が前年を上回ったのは38社で、それ以外も1社を除けば1桁の減少に留まっている。

 なお、募集型企画の取扱額については、海外が0.5%減の7629億1437万円、外国人が41.5増の38億8940万円、国内が7.1%増の9830億3102万円。取扱人数は海外が9.9%減の393万9607人、外国人旅行が40.3%増の20万4304人、国内旅行が3.7%増の3764万5061人であった。


▽主要旅行会社取扱概況(Excelファイル)
3月単月
2013年度累計
2013年度累計(詳細データ)