"一見さん"の獲得 香港政府観光局、「感謝の夕べ」で強調
香港政府観光局はこのほど、大阪市内のホテルで旅行業界、マスコミ関係者を招待し「感謝の夕べ」を開いた。減少傾向にある日本人旅行者へのテコ入れに「ファーストタイマーの獲得」を掲げた。
主催者を代表してあいさつした堀和典・日本局長によると、2013年の日本人旅行者数は106万人。前年より1割以上減少したが「未だに100万人を超えている」と日本市場の重要性を強調した。
10月以降は平均で10%の伸びと回復傾向にあり、14年は「2ケタの伸びを期待しています」と話す。そのため、堅調に推移しているリピーターに加えて、ファーストタイマーの需要喚起を行っていく。
具体的には、30代から40代のOLをターゲットとし、ミシュランの星付きレストランから飲茶などB級グルメに至るまで食の情報発信を充実させるとしている。今年の観光親善大使に同年代の女性に人気があるEXILEを起用、様々なメディアを用いて香港の魅力をアピールする。
堀局長は「香港から日本へは昨年75万人が訪問しました。10人に1人が来ていることになります」とし、2国間交流の推進を強調していた。
情報提供:トラベルニュース社