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作家や料理人らと楽しむ日帰りツアー「おとな旅神戸」が第2弾

 神戸市のグルメや文化、自然などを市民アドバイザーの案内で楽しむ日帰りツアー「おとな旅神戸」が6月1日から始まる。今年1-3月に実施した第1弾では完売のツアーが相次ぐ人気だった。今回はプログラム数をさらに拡充し、大人が楽しめるまち神戸をアピールする。ツアーの申し込みは5月19日から受け付ける。

 おとな旅神戸は神戸にゆかりがあり、神戸の楽しみ方に精通した作家や編集者、料理人、老舗店主らがツアーを企画し、市民アドバイザーとして同行案内する。この冬のツアーでは、宿泊者以外では食べられない北野ホテルの朝食をホテルシェフ自らの案内で体験するツアーや、人気編集者と楽しむ下町飲み屋のはしご酒体験などが人気を集めた。

 第2弾の実施に先駆け5月15日、神戸市など実行委員会の主催で市民アドバイザーがパネリストとなったトークショーが行われた。「梅田が神戸色に染まる」をテーマとし、大阪市北区のアサヒラボ・ガーデンに約80人が集まった。

 作家の玉岡かおるさんは、日本の近代建築に大きな足跡を残したW.M.ヴォーリズが1928年に設計したブロインドリーフ本店(旧神戸ユニオンチャーチ)へのツアーを企画した。ヴォーリズ夫妻を描いた「負けんとき~ヴォーリズ満喜子の種まく日々」などの著作があり、夫妻の生き様を同店で語る。催行日は6月27日。玉岡さんは「おしゃれしてぜひ参加ください」。

 南京町商店街振興組合の曹英生理事長は、フランス菓子工房を訪れ中華だけではない南京町の魅力を伝えるツアーを企画した。「皮の厚い独特なシュークリーム」(曹さん)で、昔の神戸に迷い込んだようなワクワク感があるという。催行日は6月25日。

 編集者の楢﨑寛さんは、神戸市に本社を置くアパレルメーカー・ワールドがヒット商品を生み出す企画室などを訪問するツアーを企画。「神戸ファッションは、実体はない。歴史的風土を使いこなすことでスタイルができています」と、ファッションのまち神戸の裏側を紹介する。

 3人は自ら企画したツアー以外にも、超進学校として知られる灘高見学ツアーや、日本最古の神戸ゴルフ倶楽部でラウンドできるツアー、ミナト神戸の産業を支えた三菱重工神戸造船所の見学ツアーなどをおすすめツアーとして紹介していた。

 おとな旅神戸は、ホームページhttp://kobe-otona.jp/から詳細なコース情報が得られるほか申し込みもできる。
 

 


情報提供:トラベルニュース社