日加旅行業協会、ケベック州の夏旅をアピール-観光局とキャンペーン実施

  • 2014年5月14日

 カナダにおける日加旅行業協会(JACATA)とケベック州観光局、カナダ観光局は6月1日から8月31日まで、「ドラマティーク・ケベック・キャンペーン2014」を実施する。イベントや歴史、芸術、食文化などに興味を持つ30代以上の女性グループや家族を主要ターゲットとし、ケベック州の魅力を伝えていく。

 JACATAが観光局と協力してキャンペーンをおこなうのは今回が2回目。JACATAによると、ケベック州はカナダの秋の紅葉シーズンの観光地として最重要地域と位置づけているが、秋の短期間に観光需要が集中するため、毎年仕入れが困難な状況が続いているという。

 こうしたなか、キャンペーンを実施し夏のケベックの魅力をアピールすることで、夏季商品の販売拡大とケベック州の更なる認知向上をはかる考え。秋のホテルやレストラン、バスなどの仕入れ強化に向けたサプライヤーとの関係強化もめざす。

 キャンペーンでは特設サイトを開設。ケベック州の夏の魅力として、「モントリオール国際ジャズフェスティバル」や「F1カナダ・グランプリ」などのイベントを紹介するほか、ケベック流のフランス料理からスモークミート、プーティーンなどのB級グルメまで食文化の魅力をアピール。モントリオール市とケベック市を中心とした街歩きも提案する。

 さらに、サイト上にはエイチ・アイ・エス(HIS)、ジャルパック、ジェイティービー(JTB)、近畿日本ツーリスト個人、日本旅行の5社の募集型企画旅行を掲載し、実際の購買につなげていく。なお、JACATAは5社のグループ企業や現地法人などで構成されている。