エミレーツ、滑走路改修中も全就航地に運航、減便中はメンテも

  • 2014年5月11日

 エミレーツ航空(EK)は先ごろ、5月1日から7月20日まで実施されるドバイ国際空港の滑走路改修工事期間中も、全就航地への運航を継続すると発表した。うち41都市については、減便またはフライト時間の一部変更をおこなうが、これらは既に数ヶ月前から実施されているため、予約済みの航空券や今後の予約への影響はないとのこと。東京と大阪は41都市には含まれていない。

 同空港では大規模な滑走路改修プロジェクトに伴い、再舗装や拡張作業などを実施する予定。EKは5月に20機、6月に22機、7月に22機を運航から外すとともに、機内改修作業と機体メンテナンスを実施する。具体的には、ブロードバンド通信接続サービスソリューションのグローバル・コミュニケーションズ・スイート(GCS)のアップグレードや、機内エンターテイメントシステムの改修をおこなうほか、ボーイングB777-300ER型機の着陸装置を初めて交換するという。

 EKでは、減便する路線にはより大型の機体を導入することで、供給座席数の減少をカバーする考え。収益への影響は10億UAEディルハム程度を見込むという。