第3種のチャイナトラベルネットワーク、破産開始決定

  • 2014年4月22日

 東京商工リサーチ(TSR)によると、愛知県名古屋市の第3種旅行業、チャイナトラベルネットワークは4月7日、名古屋地方裁判所から破産開始決定を受けた。破産管財人は弁護士法人錦総合法律事務所の河合慎太氏。負債総額は約1億3000万円。

 TSRによると、チャイナトラベルネットワークは中国発のインバウンドと日本発中国旅行を専門に扱っていた旅行会社で、設立は2004年、資本金は950万円。徐々に実績を重ねつつあったが、業歴が浅いことや同業者間の競合もあり、売上は低調に推移。日中間の関係が悪化したことで売上減少に拍車がかかり、資金繰りも逼迫。先行きの見通しが立たない状況になったことから、このたび事業継続を断念するに至ったという。