香港エキスプレス、福岡に就航-香港発の初便搭乗率は80%
香港エキスプレス(UO)は4月10日、香港/福岡線の就航を開始した。デイリー運航で、使用機材はエアバスA320型機、座席数はエコノミークラス174席。日本便の就航地としては羽田、関空に続き3空港目となる。
日本地区総代理店のエア・システムによると、香港では福岡の食文化などが人々の注目を集めており、初便の搭乗率は香港発で80%となった。しかし、福岡発については日本サイドで販売開始までの準備期間が短かったことなどから、初便の搭乗者数は振るわなかったという。福岡発の搭乗者の割合は日本人が7割、香港人が3割だった。
エア・システムによると、22日までの福岡発便の累計で、搭乗者の割合は日本人4割に対し香港人6割。今後はこの比率を半々程度に持っていきたいとした。今後2週間の予約率は福岡発が70%、香港発が55%程度。同じくデイリーで運航している香港/羽田線や、香港/関空線の昼便の予約率が90%近い状況に比べると苦戦しているが、販売開始後は旅行会社向けセミナーの実施などにより、予約率は順調に伸びているという。ゴールデンウィークの後半や7月後半以降の夏休みシーズンには、予約率を85%程度まで引き上げたい考えだ。
現在の販路は、福岡発については旅行会社経由が8割で、ウェブサイトによる直販が2割。UOでは今後直販を重視していく考えだが、エア・システムでは日本市場の特性などに鑑み、国内の旅行会社を通しての販売に注力する考えを示している。
香港/福岡線の運賃は片道1万5600円から。手荷物は20キロまで無料で持ち込める。