宿泊旅行実施率は前年並み34.6% 日観協の1-3月期観光動向調査

日本観光振興協会(山口範雄会長)は4月11日、2014年度3月調査分の短期観光動向調査の結果をまとめた。1-3月期の宿泊旅行実施率は対前年同期比で同率の34.6%と横ばい。一方で、4-6月期の宿泊旅行意向率は同0.2%増の42.4%で、微増ながら11年9月の調査開始以来初めて前年同期を上回った。

 1-3月期の宿泊旅行実施率を年齢別にみると、40、50代が2ポイント弱上昇したことが目立つ。地域別では北海道や九州、沖縄へは関東から、中国へは九州から、四国へは中部、中国、九州からの旅行者比率の増加が見られた。1人あたりの宿泊旅行実施回数も前年同期と変わらず0.51回。

 4-6月期の宿泊旅行意向率では、40代が前年同期から4.2ポイントの大幅増。旅行意欲の旺盛さが際立つ。

 1-3月期で意向が実際の旅行に結び付いた割合を示す実現率は、意向39.5%に対して実績34.6%から87.6%と算出。前年同期比で5%も高くなった。

 調査は一般消費者を対象に四半期ごとに実施。今回のサンプル数は4437。


情報提供:トラベルニュース社