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KNT-CT、2月の海外旅行は1割減-国内団体、個人は微増

  • 2014年4月10日

 KNT-CTホールディングスの2014年2月の旅行取扱状況で、海外旅行の取扱額は前年比9.6%減の116億6333万円となった。団体旅行は10.5%減の26億3358万円、企画旅行は14.1%減の56億5399万円といずれも2桁減。企画旅行のうちホリデイは25.3%減の20億4370万円と2桁減、クラブツーリズムも6.1%減の36億30万円と減少した。海外個人旅行は0.2%減の33億7677万円と微減にとどまった。

 近畿日本ツーリストが扱う団体旅行では、一般団体はソチ五輪の取り扱いがあった一方、昨年複数の大型インセンティブツアーを扱った反動もあり、10.9%と減少。学生団体も5.0%減となり、団体旅行計で9.9%減となった。

 近畿日本ツーリスト個人旅行では、東アジア方面を中心に全般的な不調が続いているほか、各方面ともに低価格帯商品のラインナップを縮小した影響などから、取扱人数、額ともに前年を下回ったという。クラブツーリズムではSITやクルーズなどが好調に推移した一方、東南アジア方面の不調や大雪などが影響し、5.8%減となった。

 国内旅行の取扱額は、2週続いた大雪の影響を受けながらも、1.2%減の189億7329万円と前年並みで推移。このうち企画旅行はクラブツーリズムが4.3%増の59億8049万円と増加するも、メイトが12.2%減の48億1741万円と減少し、その他国内企画を含めた合計は3.8%減の107億9894万円となった。一方、団体旅行計は1.6%増の46億9558万円、個人旅行は3.4%増の34億7877万円で前年を上回った。

 そのほか、国際旅行は1.9%増の6億1100万円。総計は4.5%減の317億9924万円だった。