関空、14年夏は週767便で過去最高-訪日需要増で

  • 2014年3月27日

 新関西国際空港によると、関西国際空港の2014年夏ダイヤの国際線定期便運行計画で、8月のピーク時の旅客便週間便数は前年比71便増の767便となり、過去最高となった。

 2014年の動向としては、訪日需要を背景に台湾、香港、中国方面でFSCが新規就航、増便を実施。新関西国際空港によると特に中国路線について回復が進んでおり、過去最高の週252便となる予定だ。また、就航都市別の週間便数では、1位が台北で99便、2位が上海で91便となり、ともに過去最高を予想する。

 新規就航では上海吉祥航空(HO)が4月17日から上海線のデイリー運航を開始。増便では、チャイナエアライン(CI)が3月30日から高雄線と台中線をそれぞれ2便増やしデイリー化。4月10日からはトランスアジア航空(GE)の台北線がデイリーからダブルデイリーに、4月26日から中国東方航空(MU)が上海線を7便増の週28便に増便する。このほか、フィリピン航空(PR)も3月30日から7便増やしダブルデイリー化する。

 また、LCCでは春秋航空(9C)が3月15日から上海線の運航を開始しており、夏ダイヤではLCCは10社が12都市に153便を運航。国際線旅客便に占めるLCCの割合は13年夏の17.1%から2.9ポイント増の20.0%となる見込みだ。

 なお、3月29日までの冬ダイヤでは、計画時では週716便を見込んでいたが、実績は週726便と増加。LCCにおける新規乗り入れや訪日需要の旺盛な台湾、香港方面のネットワーク増強により、冬期として過去最高で、初の週700便台を記録した。


▽関空 14年夏期ダイヤ計画便数、航空会社別増減一覧
エクセルファイル
PDFファイル