主要57社、1月の海外旅行は0.2%減、外国人・国内は好調続く

  • 2014年3月22日

 観光庁が取りまとめた2014年1月の主要旅行会社57社の旅行取扱概況で、海外旅行の取扱額は前年比0.2%減の1454億541万円となった。募集型企画旅行のみでは取扱人数が13.2%減の27万1190人、取扱額が0.6%増の492億4848万円となっており、引き続き単価の低い短距離方面の需要が伸び悩んでいる様子だ。

 企業別では、海外旅行取扱額が最も多かったのはジェイティービー(JTB)グループ14社で1.0%減の276億9410万円。次いで、エイチ・アイ・エス(HIS)が2.0%増の231億9960万円、阪急交通社が5.2%減の151億9362万円、KNT-CTホールディングスが1.0%減の131億3907万円、日本旅行が1.5%増の95億7198万円などとなった。

 一方、増減率で見ると、HISは取扱額が100億円を超える企業で唯一のプラス。10億円以上については、JTBグループ各社を含めればJTBグローバルマーケティング&トラベル(JTBGMT)が122.5%増の4971万円、それ以外ではジャルセールスが58.9%増の1億3162万円が最も高い伸び率となった。

 海外旅行以外では、外国人旅行が22.7%増の45億2511万円、国内旅行が7.8%増の2703億1381万円と好調に推移。全体の合計は5.0%増の4202億4433万円となった。

▽主要旅行会社取扱概況(Excelファイル)
1月単月