ラスベガス、MICEでの活用訴え-デルタ航空と共同セミナー
ラスベガス観光局とデルタ航空(DL)は3月14日、共同でMICEセミナーを開催した。ラスベガス観光局日本オフィス代表の岡部恭子氏は、ラスベガスは15万室の客室を有しており、毎年2万を超えるコンベンションやインセンティブグループが開催されている実績をあげ、ラスベガスがMICEに適している点をアピール。「MICEがなければ15万室の客室は埋められない。MICEはラスベガスにとって非常に重要」とし、MICE誘致の取り組みに意欲を示した。
プレゼンテーションでは近くオープンするスポットとして、大観覧車「The LINQ」を紹介。これは30分で1回転する観覧車で、乗客定員は1キャビン40名まで。岡部氏はディナーやレセプションの前に大観覧車に立ち寄り、夜景を楽しむなど、MICEでの活用を提案した。
このほか、岡部氏はプラネットハリウッドで2年に渡り公演されるブリトニー・スピアーズのショーや、シルク・ド・ソレイユのショーとバックステージツアーなど、ラスベガスのホテルやショーの最新情報を提供し、参加者に送客を呼びかけた。DLとの視察旅行も検討しているという。
続いて登壇したデルタ航空(DL)東日本法人営業部セールスアカウントエグゼクティブの平野英樹氏も、「(DLにとって)MICEは非常に重要なセグメントであり、今年は特に力を入れていく」と意気込みを述べた。DLでは現地空港での日本語アシスタントのほか、ビジネスクラス利用の場合、空港での専用チェックインなどのプライオリティサービスを用意。さらにMICEのオーガナイザーによる現地視察の際、座席をアップグレードするなどのサービスも提供しているという。
また、平野氏はラスベガスへのアクセス利便性の向上をアピール。DLはシアトル/ラスベガス線を1月6日から1日3便に増便しており、4月2日からはさらに1日5便に増やす予定。デルタコネクションのスカイウェスト航空(OO)で運航する。これにより、シアトルで自社便への乗継が更に増えるため、利便性がさらに高まるとした。