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タヒチ、「ジカ熱」(ZIKA)の現在の状況について

  • 2014年3月11日

 最近、日本のインターネットのニュース等で報道された昨年暮れにタヒチで流行した伝染病「ジカ熱」について、現在の状況をお知らせいたします。

 以前からフレンチポリネシアでは蚊を媒介とする伝染病「デング熱」が時々発生しております。

 一方「ジカ熱」(ZIKA)というのは、同じく蚊を媒介とする別の伝染病で、症状はデング熱に似ておりますが、デング熱より軽い病気と言われております。

 以前、タヒチにはこのZIKAというウィルスは無かったのですが、昨年2013年9月に行われた「FIFA ビーチサッカー・ワールドカップ2013」に参加したアフリカチームのメンバーがZIKAに感染したままタヒチに入国し、そこから感染が広まったと言われています。

 昨年10月中旬から11~12月にかけてタヒチの各離島にも感染が広まり、大流行いたしました。

 当時フレンチポリネシア政府は、この感染の広まりを抑えるため各市やホテル、一般市民に対し「庭の手入れ」など、蚊の駆除や発生抑制の措置をとるよう働きかけました。

 そして今年2014年1月末には、流行の終息宣言が出されております。

 ZIKAは深刻な症状にはなりにくく、処方される薬も解熱剤程度ですので、特に深刻に考える必要はないように思います。

 但し、終息宣言が出されたとはいえ、完全にウィルス感染が無くなった訳ではありませんので、今後タヒチをご旅行されるお客様は、虫除けスプレーを携帯したり長袖の衣類を着用するなど、極力蚊に刺されないようにご注意いただくことが肝要です。


情報提供:株式会社ユー・ティ・アイ・ジャパン日本海外ツアーオペレーター協会