マレーシア航空機、洋上で消息不明、乗員乗客239名
マレーシア航空(MH)のクアラルンプール発北京行きMH370便が3月8日早朝、南シナ海の上空で消息を絶った。事態発生後38時間以上が経過した日本時間3月9日18時現在も機体は見つかっておらず、捜索が続けられている。旅客は227名、乗員は12名。
機材はボーイングB777-200型機で、クアラルンプールを3月8日0時41分(日本時間1時41分)に出発し、6時30分(日本時間7時40分)に北京に到着する予定であったが、2時40分(日本時間3時40分)頃に管制塔と連絡が取れなくなったという。海外報道などによると盗難されたパスポートを使用して搭乗した旅客がいるという情報もある。
現在はマレーシア、シンガポール、ベトナム、中国などの支援を受けて捜索が続けられている。
MHでは、MH370便との連絡が途絶えた直後から情報発信に努めるとともに、関係当局と協力し捜索と救助に当たっており、旅客の近親者などへの連絡もすでに完了し、対応を進めている。
なお、同便は中国南方航空(CZ)とのコードシェア対象便。機長は53歳、1981年入社で飛行時間1万8365時間のベテラン。副操縦士は27歳、2007年入社で飛行時間は2763時間。旅客の国籍別人数は下記の通り。
▽MH370便、旅客内訳
中国、台湾/154名
マレーシア/38名
インドネシア/7名
オーストラリア/6名
インド/5名
フランス/3名
アメリカ/3名
ニュージーランド/2名
ウクライナ/2名
カナダ/2名
ロシア/1名
イタリア/1名
台湾/1名
オランダ/1名
オーストリア/1名