ハワイ、ウルトラマンで大型キャンペーン、家族客など需要喚起
ハワイ州観光局(HTJ)は3月6日、円谷プロダクションの協力のもと、ウルトラマンを起用した大型キャンペーン「ウルトラハワイ」を開始した。実施期間は9月30日までの予定。幅広い世代で認知度の高いウルトラマンとのコラボレーションにより、家族客やファーストタイマーの需要喚起をねらう。また、「男性にも重い腰を上げてもらいたい」(HTJ営業部長の森義直氏)考えだ。
キャンペーンは、ウルトラマンタロウがウルトラの父、ウルトラの母を家族旅行に連れて行く設定で、バルタン星人とピグモンも登場する映像や画像をオアフ、ハワイ、マウイ、カウアイの4島で撮影。いずれも、サーフィンのレッスンやヨガ、ゴルフ、フラなど多様なアクティビティを体験する様子を描いている。
これらの素材は、特設サイトやfacebookなどのチャンネルで使用し、消費者にハワイの魅力をアピール。映像は、東京オリンピック招致の際にIOCプレゼンテーションオープニングの映像を担当した江口カン氏の手によるものという。
また、大手旅行会社12社が4月1日から9月30日までの出発のキャンペーン対象商品を造成。対象ツアーの旅行者は、4島の55ヶ所以上のホテル、店舗、アクティビティなど旅行関連企業が参画するスタンプラリーに参加可能だ。
スタンプラリーは4月18日からだが、ウルトラマンシリーズのキャラクターのスタンプを3つ集めた参加者には、抽選で限定100体の特製フィギュアなどをプレゼントする。また、スタンプを5つ集めると、ホテル宿泊券なども当たるようにする。隣島への送客を目的として、オアフ以外の島のスタンプは当選確率を2倍とする。
旅行会社とは店舗のディスプレイコンテストも計画。ポスターやパンフレット、ステッカーなどのグッズも、有料の等身大パネルなどを含めて多数用意。セミナーや店舗にウルトラマンを同行するような活動も計画中で、より直接的に旅行会社の販売に結びつけていきたい考え。また、今年は高松での旅行会社向けセミナー開催も予定している。
このほか、4月1日からはオアフ島内のTギャラリア by DFS、クアロアランチ、ポリネシア・カルチャー・センター、ヒロハッティ・ニミッツの4ヶ所に、全長2.5メートルのウルトラマンの立像を設置。キャラクターは、ウルトラマンティガ、ウルトラマンゼロ、ウルトラマンメビウス、ウルトラマンギンガだ。
さらに、facebook上で、消費者を対象としたフォトコンテストも実施。最優秀賞はツーリズムEXPOジャパンのハワイブースで発表する。
なお、キャンペーンの対象商品を造成する旅行会社12社は、アールアンドシーツアーズ、エイチ・アイ・エス、ANAセールス、近畿日本ツーリスト、JTBワールドバケーションズ、ジャルパック、トップツアー、西鉄旅行、日本旅行、農協観光、阪急交通社、名鉄観光。
▽「ウルトラハワイ」特設サイト
http://www.ultrahawaii.jp/