バニラエア、成田/仁川線初便に173名-旅行会社6社が販売

  • 2014年3月3日

JW代表取締役社長の石井知祥氏 バニラエア(JW)は3月1日、成田/仁川線に就航した。成田発の初便は173名が搭乗し、搭乗率は96.1%。仁川発の初便は165名が搭乗し、搭乗率は91.7%だった。機材はエアバスA320型機。1日2便で運航するが、同社代表取締役社長の石井知祥氏は「春休み期間に当たる3月15日から29日は1日4便に増便し、日帰りも可能になった」ことを説明。「バニラエアで今まで以上に気軽にソウルへの空の旅をお楽しみください」とコメントした。

 JWによると、仁川線を含めた全路線の搭乗率目標は80%以上。成田/台北線は就航以来、日本、台湾双方の高い需要に支えられ90%以上で推移しており、1月の搭乗率は91.6%だった。一方、国内線の1月の搭乗率は54.9%。年末年始の需要喚起が十分でなかったことなどから苦戦したとの考えだ。

 販路は旅行会社が2割、直販が8割。ただし、レジャー需要が低い時期は旅行会社の割合が増える可能性があるとの見通しだ。現在ANAセールス、エイチ・アイ・エス(HIS)、エアーリンク、阪急交通社、ビッグホリデー、さわやかプラスの6社が仁川線を利用した旅行商品を販売中だという。

 なお、JWでは就航を記念し、3月3日18時まで、席数限定の特別運賃「わくわくバニラ」を片道1000円で販売するキャンペーンも実施した。