NZ、旅行者倍増へ大型キャンペ、オークランド燃油込7万5000円も

  • 2014年2月18日

 ニュージーランド航空(NZ)は2月18日、4月から10月までの出発分を対象とした「オドロキの早期割引運賃」の販売を開始した。運賃は、オークランド往復が燃油サーチャージ込み7万5000円から。ニュージーランド政府観光局と連携し、新聞や雑誌、オンラインで広告も展開する。

 昨年8月に日本・韓国地区支社長に就任したスコット・カー氏は、2019年までにニュージーランドへの日本人旅行者数を2013年比で倍増する「Double Japan」の構想を打ち出しており、今回のキャンペーンはこの第1段階としての位置付け。

 このほど本誌インタビューに応じたカー氏は、一時は17万人を超えた日本人旅行者がこの11年間は減少し続けているが、再びニュージーランドへの興味を喚起し、旅行者を呼び戻すことは可能と強調。その為には、日本市場でニュージーランド旅行で得られるものについての認知を拡充し、興味や渡航意欲を刺激する必要があるとの考えだ。

日本・韓国地区支社長のスコット・カー氏 キャンペーンでは、特別運賃の設定に合わせた広告展開の中で、コアターゲットとするシニアと若者に対してそれぞれニュージーランドの魅力をアピール。従来からの主要顧客層であるシニアに対しては人気の高い自然を、若者については冒険心をくすぐるようなアクティビティを中心に紹介する。

 加えて、同時にFacebook上でもキャンペーンを実施。行ってみたいニュージーランドの都市を選んで投票した参加者に、オークランド線の往復航空券やオリジナルグッズをプレゼントする。

 なお、旅行者倍増に向けた今後の取り組みについてカー氏は、「すべきことはたくさんある」とコメント。決定事項としては、NZが世界で初めて導入するボーイングB787-9型機を11月から日本路線に投入。これ以外にも座席供給量の増加などに積極的に取り組んでいく方針だ。


※インタビューの詳細は後日掲載予定