リニアと「花子」 山梨県、14年の観光素材PR
やまなし観光推進機構と山梨県はこのほど、大阪市中央区のマイドームおおさかで観光説明会と商談会を開いた。今春オープンするリニア見学センター、山梨県内を舞台にした朝の連続テレビ小説「花子とアン」などをアピールした。
今年3月31日から放送される花子とアンは、甲府市に生まれ「赤毛のアン」の翻訳者で知られる村岡花子がヒロイン。教師として赴任した山梨英和中・高や甲府教会など花子ゆかりの地をめぐるガイド付きコースを甲府市が設定している。県立文学館、岡島百貨店では特別展を開く。
県立リニア見学センターは、5月のゴールデンウイーク前にリニューアルオープンする。リニア実験線の走行試験を間近で見学でき、館内には実験車両の実物を展示するほか、リニアジオラマや超伝導の仕組みを学ぶコーナーなどが設けられる。入館料は大人420円、小中学生200円を予定している。
同センターのオープンに伴い、県観光振興課ではニューエネルギーをテーマにしたモデルコースを教育旅行や視察旅行の行程として提案。市民と協働で都留市が進める小水力発電、内陸部最大のメガソーラー・米倉山太陽発電所、県営のクリーンエネルギーセンターに世界文化遺産の富士山を組み合わせた。
県観光部の赤池隆広次長は、集まった旅行会社に商品造成と送客を呼びかけていた。
情報提供:トラベルニュース社