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那覇LCCターミナル、2月10日に国際化-16年度末の年間利用者数200万人へ

  • 2014年1月26日

 ANAグループによると、ANAホールディングスが運営する那覇空港のLCCターミナルは2月10日、国際線施設の共用を開始する。国際線の搭乗手続きに必要な保安、税関、出入国施設などが整備されたことに伴うもの。

 これを受け、ピーチ・アビエーション(MM)は今まで那覇空港の国際線ターミナルでおこなっていた国際線の搭乗手続きをLCCターミナルで開始。搭乗手続き場所がさらにわかりやすくなるとともに、内際の乗継における時間短縮に繋がるという。

 ANAグループによると、今回のLCCターミナルの国際化はMMが那覇を第2拠点と位置づけ、沖縄からの内際ネットワークの拡大を打ち出したことから、ANAグループのLCC戦略の一環としておこなうもの。更に、訪日外客のさらなる拡大もはかる。

 ANAホールディングスでは2012年10月から那覇空港のANA貨物上屋の一部を改装し、LCC専用の国内線ターミナルとして施設を運営しており、現在MMとバニラ・エア(JW)が国内線で利用中。利用者数は2013年の1年間で約40万人だった。ANAグループでは2016年度末までに年間利用者数200万人をめざす考え。ANAホールディングスグループ広報部によると、16年度末までに1日の便数が片道で40便から50便、利用者数が5000人から6000人をめざすとした。

 なお、MMは現在那覇/関空線を1日3便、石垣線、台北線を1日1便で運航。7月19日には那覇/福岡線を新規開設し、那覇空港を関空に次ぐ第2拠点として展開する計画だ。MMでは第2拠点化にともない、国際線路線の拡充とアジア地域の訪日需要の獲得をめざすとしている。