観光庁と農水省が連携協定を締結 観光で農山漁村を活性化
観光庁と農林水産省は1月17日、観光で農山漁村の活性化を図るため「農観連携の推進協定」を締結した。グリーンツーリズムの推進や訪日客の受入整備など農山漁村の魅力を生かした観光振興を進め、観光立国の実現にもつなげていく。
省庁間での連携は珍しいが、同庁は11月にも文化庁と連携協定を締結。2020年の東京五輪開催、訪日客2千万人達成に向け、省庁を越えた観光立国推進体制を整えている。
今回の連携も訪日客の増加を見据えたもの。日本固有の農山漁村の魅力を観光を通して国内外に発信し、農山漁村の活性化と各地や日本のブランドの確立を目指す。
具体的には、農林漁業体験などグリーンツーリズムによる観光需要の開拓、森林浴やアウトドアなど森林を生かした観光振興、特産品による地域の魅力向上、各地の食文化や世界農業遺産、歴史的木造建築物など農山漁村が持つ資源の発信、訪日客誘致に向けた地域資源の発掘や受入環境の整備、プロモーションなどに取り組んでいく。
(14/01/20)
情報提供:トラベルニュース社