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キャセイ、日本路線が復調、レジャー増加-関空増便で特別運賃も

  • 2014年1月21日

CX日本支社営業本部長のニック・ヘイズ氏  キャセイパシフィック航空(CX)は1月20日、都内でプレス向けの懇親会を開催した。CX日本支社営業本部長のニック・ヘイズ氏は年末年始の需要動向について「CXのネットワーク全体の中で、日本/香港線がもっとも人気があった」と好調さをアピール。旅客数は10月以降前年を上回る推移を見せており、「特に香港行きのレジャーが伸びている。香港はもう一度日本にとって人気のある渡航先になっているのでは」との見方を示した。

 CXは2月16日から関空/香港線を1日5便に増便することを決めたところ。同路線はこれにより、全日空(NH)やピーチ・アビエーション(MM)、香港エクスプレス航空(UO)などの他社便と合わせて週70便が運航されることになり、厳しい競争環境が予想される。

 しかし、ヘイズ氏はまずLCCについて「香港発のLCCは19社ある。CXにとっての新たな脅威ではない」と説明。その上で、大手航空会社の便も含めた競争の激化は認めつつ、路線の多様性や利便性と、高品質なサービスの2点で他社との差別化をはかり、「成長を維持していきたい」とした。さらに、特別割引運賃を提供するスペシャルプロモーションを随時実施するなど、「価格重視の顧客にも訴えられる戦略」を引き続き展開していく。

懇親会ではニューイヤーセールの運賃を発表  この取り組みの一環として、CXでは1月21日から26日までの6日間限定で「ニューイヤーセール2014」を実施。一部例外を除く日本発2月11日から4月16日までの便について、エコノミークラス利用で香港と台北行きの場合、燃油サーチャージなどを除いて2万円、東南アジア19都市行きを2万8000円で販売する。ビジネスクラス、プレミアムエコノミークラスも取り扱う。

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