SQ、NZが業務提携、年間搭乗率3割増へ-NZのシンガポール線再開も
シンガポール航空(SQ)とニュージランド航空(NZ)はこのほど、シンガポール/ニュージランド間の運航拡大に向けた業務提携をおこなうことで合意した。提携により、シンガポール/ニュージーランド間の搭乗率を年間で30%増にする目標だ。
提携により、NZはシンガポール/オークランド間の運航を再開。同区間はSQが週13便運航していたが、このうちNZが5便分の運航を引き継ぎ、更に2便増便してデイリーで運航する。運航機材はボーイングB777−200ER型機。
一方、SQは同社が運航する7便分を現行のB777−300ER型機からエアバスA380型機に順次変更していく予定。ニュージーランドにA380型機を投入するのは今回が初めて。当初は季節運航で、オフピークはB777-300ER型機で運航する。また、SQがデイリーで運航するシンガポール/クライストチャーチ線も提携の一環として継続する。
さらに、コードシェアも実施。SQの運航する英国、欧州、東南アジア、アフリカ線と、シルクエアー(MI)の路線網にNZ便名を付与するとともに、NZの国内線や一部の国際線でもコードシェアをおこなう。
運航は関係当局の認可を経て、早ければ2014年12月に開始する予定だ。