ANAセ、14年度海外は18%増めざす、シニア向け欧州新商品も

  • 2014年1月15日

 ANAセールスは2014年度、海外募集型企画旅行で今年度見込み比18%増となる12万人の取り扱いをめざす。1月15日には上期商品の販売を開始しており、コース数はANAハローツアーとANAワンダーアースの2ブランドで13%増の1500コースを設定した。

 2014年度も、海外旅行保険込み、24時間日本語救急サービス、飛行機の並び席確約、事前座席指定を継続。また、夏ダイヤで全日空(NH)が羽田発着の国際線を拡充するため国内線との乗継利便性が向上する。ANAセールスでは、欧州、北米、ハワイ、東南アジアへのツアーで国内線を無料で案内するほか、羽田での乗継需要の増加に対応するため、国内線ターミナル到着ロビーに「ANAハローツアー専用カウンター」を設置する。

 このほか新商品として、シニア層をターゲットに「ANAハローツアー 大人のゆとり旅 ヨーロッパ」合計29コースも用意。「時間を贅沢に使って、ゆとりを楽しむ」をコンセプトとして企画したもので、エコノミークラス利用でも羽田と成田でNHのラウンジを利用でき、現地でもメインとなる観光地で通常コースの2倍の見学時間を設けた。

 移動も、トイレ付きバスで1人2座席利用、2時間に1回の休憩など負担を少なくした。宿泊も連泊、食事も量より質とするなど工夫。さらに、出発前の専用デスク「大人のゆとり旅 相談ダイヤル」で、レストランの予約や観光チケットの手配、帰国日の延長などのアレンジに応じる。出発後のWiFiサービスや、往復のスーツケース宅配なども盛り込んだ。

 なお、ハローツアー以外では、ANAワンダーアースの第6弾を3月に発売予定。また、ダイナミックパッケージ「旅作」では羽田の新路線も利用可能となり、全94都市、149路線を指定できるようになるという。