フィンランドでホテルや不動産を経営するサンボーン・グループは、2014年の第1四半期にサンボーン・ジブラルタルとサンボーン・ロンドンを開業する計画だ。

　サンボーン・グループでは大型ヨットを建造し、ホテルとして使用する「ヨット・ホテル」を展開。サンボーン・ジブラルタルは新造船を使用し、全長144メートル、7階建てのヨットに189室のゲストルームを設置する。ジブラルタルのオーシャン・ヴィレッジ・マリーナに位置し、プライベートテラス付きの部屋からは地中海とジブラルタルの岩の景色が楽しめるという。

　船上にはサンデッキ、プールバー付きのアウトドア・ラウンジ、スパ、フィットネス、VIPカジノ、カクテル・ロビー・バー、レストランなどを設けるほか、会議用施設としてグランドボールルームも用意する。

　また、サンボーン・ロンドンは現在フィンランドのナーンタリ・スパ・ホテルにあり、「サンボーン・プリンセス」として知られているヨット・ホテルを大幅に改装。2014年3月にロンドンの見本市会場「エクセル・ロンドン」のロイヤル・ビクトリア・ドックに移動し、開業する。

　サンボーン・ロンドンは全長125メートルの5階建てで、客室数はスイートルームを含め138室。レストランやバー、講堂、会議室、フィットネスジム、野外デッキとプライベートテラスを有しているという。

　なお、サンボーン・ロンドン開業に伴い、ナーンタリ・スパ・ホテルでは大幅な改装を実施。スパ部門の拡充と、高品質の付加価値を加えるため新たな施設を追加するとしており、大規模な投資をおこなう予定だ。

　例えば客室と会議やミーティング施設はデザインを刷新して改装し、新施設も追加。家族向けには新しいムーミン・ルームも用意するという。