JAL・ANA、11月の国際線旅客は6.4%増、利用率も改善

  • 2014年1月9日

 日本航空(JL)と全日空(NH)の2013年11月の輸送実績で、2社合計の国際線旅客数は前年比6.4%増の116万2644人となった。座席供給量を表す有効座席キロ(ASK)は6.2%増で、これに対して旅客輸送量を表す有償旅客キロ(RPK)は7.3%増となり、ロードファクターは0.8ポイント増の75.4%となった。

 会社別では、旅客数はJLが5.1%増の63万9130人、NHが8.1%増の52万3514人。ロードファクターは、JLがASK4.5%増に対してRPKが4.6%増となり0.1ポイント増の76.9%、NHはASKが8.1%増、RPKが10.5%増で1.6ポイント増の73.8%といずれも改善した。

 方面別旅客数は、2社ともに北米・ホノルル線が好調であった一方、欧州線はJLが4.5%増、NHが4.4%減と明暗が分かれた。逆にアジアはNHが8.2%増、JLが4.9%増と差が出ている。また、NHは詳細な路線別の実績を発表していないが、JLを見ると中国が22.7%増と回復傾向を示している。

 なお、1月からの累計を見ると、旅客数はJLが2.8%増の705万6091人、NHが1.3%減の573万7644人であった。ASKはJLが4.3%増であったのに対してNHは9.8%増と1割近く拡大。RPKはJLが4.8%増、NHが6.7%増で、ロードファクターはJLが0.4ポイント増の76.4%、NHが2.1ポイント減の74.0%となった。



※会社別・方面別の詳細な表は次ページに掲載