堺市文化観光拠点の愛称募集 千利休や与謝野晶子の記念館/大阪

大阪府堺市堺区に、2015年3月にオープンする堺市立歴史文化にぎわいプラザの愛称を現在募集している。堺出身の千利休や与謝野晶子にスポットを当てた施設や懐石料理店、カフェなどからなる複合施設で、市では「文化観光拠点」と位置づけている。愛称は14年1月10日まで受け付け、採用作品の応募者には5万円相当の堺市伝統産品を贈る。

 文化観光拠点は、千利休屋敷跡に隣接し、与謝野晶子生家跡に近接する場所に立地。千利休・与謝野晶子をテーマとする文化施設や堺観光の玄関口となる観光案内施設、大型バスの駐車も可能な駐車場で構成される公共施設、民間事業者が飲食などを提供する来訪者サービス施設からなる。堺の特色ある歴史文化を広く発信し観光集客の拠点としての役割を期待する。

 「千利休茶の湯館」は、黄金の日々とうたわれた中世・堺の繁栄と利休が大成した茶の湯文化を紹介する。茶の湯を体験できる場も提供する。「与謝野晶子記念館」は、晶子の生涯や多彩な業績を紹介するとともに、ゆかりの地やゆかりの人々とネットワークを構築し晶子顕彰の全国的な拠点を目指す。「湯葉と豆腐の店 梅の花」では庭園に囲まれた店舗で堺オリジナルの懐石料理を提供する。「スターバックスコーヒー」は歴史文化を感じる和の要素を取り入れた店舗になる。

 愛称は、堺市文化観光拠点の特徴がイメージでき、音の響きもよく親しみやすく覚えやすいものを期待している。梅の花やスターバックスの名称は直接的には用いず、自作で未発表のものに限る。1人につき何点でも応募できる。市内外の在住、個人やグループは問わない。

 応募は、ホームページから。1月10日締め切りで、選考を経て市長が採用作品を決める。発表は、市関連媒体に掲載するほか報道発表を行う。採用作品の応募者が多数の場合は抽選で1人に決め、5万円相当の記念品を贈呈する。


情報提供:トラベルニュース社