みずほ銀行、三菱東京UFJ銀行、三井住友銀行は、海外発行クレジットカードに対応するATMの設置に取り組んでいく。3社が東京オリンピック・パラリンピック開催なども踏まえ、「観光立国実現に向けたアクションプログラム」に賛同しておこなうもの。

　観光庁によると、従来海外で発行されたクレジットカードはシステムの違いなどのため、国内のATMで現金を引き出すことができなかった。2000年にはゆうちょ銀行が対応するATMを置き、セブン銀行も2001年の設立以来設置してきているが、訪日外国人からは対応するATMの少なさを指摘する声があったという。

　こうした中で、観光立国実現に向けたアクションプログラムに海外発行クレジットカード対応ATMの設置促進を盛り込んだところ、今回3社から協力を得られたという。まずは、2015年度中に三井住友銀行がATMを設置していく予定だ。