KNT-CT、10月の海外旅行は0.8%減、団体とクラツー好調

  • 2013年12月10日

 KNT-CTホールディングスの2013年10月の旅行取扱状況(※)で、海外旅行の取扱額は前年比0.8%減の174億7346万円となった。団体旅行が3.5%増の46億405万円と前年を上回り、企画旅行もホリデイが13.5%減の31億8361万円となったものの、クラブツーリズムが5.1%増の63億8410万円と好調で、企画旅行計では1.8%減の95億7892万円とほぼ前年並み。個人旅行は3.7%減の32億9048万円となった。

 近畿日本ツーリスト(KNT)が扱う団体旅行は、円安の影響はあったものの視察、研修など法人需要を取り込んで一般団体が4.2%増となったほか、学生団体も修学旅行を中心に6.0%増となった。

 企画旅行のうち近畿日本ツーリスト個人旅行のホリデイは、東南アジアが好調であったが東アジアは中国を中心に苦戦が続いた。また、低価格帯の商品を削減したことも理由の一つで、取扱人数も減少した。一方、クラブツーリズムは、米国での政府機関の閉鎖によるツアー催行中止などの影響は受けたが、クルーズや欧州方面などが好調であったという。

 なお、海外旅行以外では国内旅行が3.3%増の327億538万円、国際旅行が8.2%増の7億5259万円、総計が2.0%増の516億7905万円。国内旅行のうち団体旅行は一般団体、学生団体共に前年割れし1.8%減の99億6301万円。企画旅行はメイトが1.0%減の64億7224万円、クラツーが12.5%増の115億8560万円で合計7.3%増の180億5996万円、個人旅行は0.2%増の46億8242万円であった。


※近畿日本ツーリスト(KNT)、KNT個人旅行、KNT個人旅行販売、クラブツーリズム、KNT北海道、KNT東北、KNT中国四国、KNT九州、ユナイテッドツアーズ、KNT商事の合計値。2012年12月までに掲載した取扱状況の記事では、クラブツーリズム、KNT個人旅行販売(旧KNTツーリスト)、ユナイテッドツアーズの3社の数値は含んでいない