エジプト、一般犯罪に関する注意喚起(在エジプト日本国大使館 発出情報)
2013年11月下旬、エジプトを訪れていた日本人旅行者が、恐喝され金品を奪われるという事件が発生いたしました。
以下に、現地時間12月01日(日)、在エジプト日本国大使館 領事部より発出されました注意喚起文をお知らせいたします。
現地では、突然日本語で話しかけ、かつ親切にしてくれる方が全ていい人とは限りません。
エジプトへのご旅行をご予定の方、特に個人でのご旅行をご予定の方は、このような被害に遭わないよう、くれぐれもご注意ください。
一般犯罪に関する注意喚起 (平成25年12月1日付)
1. 11月23日午後2時頃、カイロのセミラミスホテル近辺において、邦人旅行者2名が恐喝に遭いました。経緯は次のとおりです。
2. 邦人旅行者2名は、22日夜、ダウンタウンの宿泊所から出たところで1人のエジプト人に日本語で話しかけられ、一緒に食事をとるなどして親睦を深めた後、ピラミッドを案内すると持ちかけられました。翌日(23日)、邦人旅行者2名がこのエジプト人を含め、2人のエジプト人とピラミッドを観光した後、セミラミスホテル近辺と思われるナイル川沿いに移動した際、そのうちの1人のエジプト人が煙草のようなものを吸っているところに、他の2人組のエジプト人が近付き、「麻薬を吸っているのではないか、警察に通報する」と脅した上で、金品を要求してきました。
邦人旅行者2名は先述の日本語を話すエジプト人から2人組の要求に素直に従ったほうが良いと助言されたこともあり、携帯電話と現金を差し出したところ、これらを2人組のエジプト人に奪われました。なお、邦人旅行者2名にけがはありませんでした。
3. 皆様におかれましては、以下の点を参考に十分な注意をしていただくとともに、万一、犯罪に巻き込まれた場合は、無理な抵抗はせず、身の安全を最優先していただくようお願いいたします。
(1) 見ず知らずの者から声を掛けられた場合、たとえ日本語であっても過度に信用しない。
(2) 多額の現金を一度に持ち歩かず、持ち歩く場合は何箇所かに分散する。
また、人前で現金や貴重品を見せない。
(3) 手製の煙草など疑わしいものを勧められても、手を出さない。
◎ 在エジプト日本国大使館 領事部
TEL: 02-2528-5910
FAX: 02-2528-5907
E-mail: ryoji@ca.mofa.go.jp