KNT、茨城県北地域モニターツアーの企画を募集-県委託事業で

  • 2013年12月5日

 近畿日本ツーリスト(KNT)はこのほど、茨城県から被災地復興応援推進事業の事務局業務を受託した。これは、福島第一原発事故の風評被害で大きなダメージを受けた茨城県北地域で、東日本大震災から復興の途中にある地域資源を活用した旅行商品を試験的に造成し、誘客促進と交流人口拡大をはかるとともに、地域復興推進を目的としたもの。旅行会社に対しモニターツアーの企画を募集しており、KNTが事務局業務を担当する。

 募集テーマは日帰りの首都圏発着ツアー、1泊以上の首都圏発着ツアー、1泊以上の首都圏以外発着ツアーの3つ。選定委員会で決定したツアーに対し、茨城県がツアー造成経費の一部を支援するほか、KNT水戸支店が事務局としてモニターツアーの募集やピーアールをおこなう。

 モニターツアーの人数は、日帰りツアーが240名程度、1泊以上のツアーで首都圏発着が480名程度、首都圏以外発着が240名程度。支援金の上限は、ツアー1件あたり日帰りツアーが22万5000円、1泊以上のツアーで首都圏発着が45万円、首都圏以外発着が75万円。企画の募集締切は12月18日で、12月下旬には対象ツアーを決定する。