JTB首都圏のJTBロイヤルロード銀座は12月2日、外国人富裕層をターゲットとした国内旅行パッケージツアー「JAPAN」の2014年版を発売した。これは、訪日外客の中でも特に富裕層を対象にしたツアーで、2013年から開始。14年はコース数を13年の2倍の10コースに拡充して展開する。

　14年版は、世界遺産に登録された富士山と周辺エリアのコースを3コース設定。逆さ富士を見るコース、富士山をヘリコプターで上空から眺め、三保の松原からの景観を楽しむコース、鎌倉と組み合わせ、箱根・河口湖からの遠望を楽しむコースの3種類を用意した。

　また、日本の伝統文化体験を組み入れたコースも設け、茶道体験、平安着物体験、金箔工芸体験、茶摘み、人力車乗車体験などを体験できるようにした。さらに、滞在期間の限られた外国人向けツアーとして、6日間で日本の世界遺産8地域12ヶ所を周遊する「World Heritage Hopping！」を新設。4名1室専用車1台利用で、大人1名63万8000円とした。

　各ツアーでは、予約時から出発後まで英語対応可能な選任コンシェルジュが旅行をサポート。日本旅館を主に利用し、ホテルや宿坊に泊るツアーも設定した。観光中は選任の通訳案内士が同行。英語に加え、フランス、スペイン、ドイツ、イタリア、ポルトガル、ロシア、中国、韓国、タイ語の10ヶ国語に対応する。

　なお、JTBロイヤルロード銀座では出発日が合わない場合や他に訪問したい場所がある場合、オーダーメイドでの対応もおこなうとしている。