ドバイ、2020年万博の開催都市に、2500万人来場見込む

  • 2013年12月4日

 ドバイ政府観光・商務局によると11月27日、2020年の万博開催都市にドバイが選ばれた。ブラジル、トルコ、ロシアと競っていたが、ロシアとの最終投票で最終的にドバイが開催都市として決定したという。

 開催期間は2020年10月から2021年4月までで、期間中の来場者は2500万人の見込み。来場者の7割は国外からとなり、国外からの来場者が最も多い万博になるとの予想だ。また、ドバイ政府では、万博開催による経済効果を約2兆4000億円と、今後7年間での雇用創出効果を約27万5000人と想定している。

 なお、万博誘致はドバイの継続的発展に向けた長期戦略の一環。この戦略のもと、各分野でインフラ整備などが進んでおり、例えば小売業では今後2年間に10軒の商業施設が開業を予定。観光分野でも、2020年までに年間の宿泊者数を2000万人に増加する計画を掲げており、宿泊施設の客室数も現在の8万2000室の倍増に向けた取り組みが始まっているという。