エチオピアと航空協議、路線開設の可能性も
日本とエチオピアの航空当局間協議が12月2日から4日にかけて東京で開催される。現在はいずれの国の航空会社も路線を開設していないが、今年5月に安倍晋三首相とエチオピアのハイレマリアム・デサレン首相が首脳会談した際に航空関係の強化で一致しており、今回は今後の段階的な輸送力の拡大に向けた協議がおこなわれる見込み。
国土交通省航空局航空交渉室によると、現時点で路線開設の予定や意向が示されているわけではないものの、エチオピア航空(ET)がボーイングB787型機を購入しアジア路線の拡充に積極的に勧めていることなどから、「可能性としてはあるかもしれない」という。
ETは現在、中国、香港、バンコクに直行便を開設しているほか、香港とバンコク経由でソウル、フィリピンにも就航。近くシンガポールへの乗り入れも予定。日本路線については、ET日本地区総代理店(GSA)のエアシステムによると「何も聞かされていない」段階だ。