年末年始の海外ツアー問い合わせは11%増-7日間ツアー増加
エイビーロード・リサーチセンターが発表した、年末年始(2013年12月21日~2014年1月5日)の海外旅行パッケージツアー問い合わせ状況によると、新規問い合わせ件数は前年比11%増で推移している。同社では、年末年始が最大9連休となる日並びの良さや、アベノミクス経済効果とみられる景況感が追い風となり増加したと分析。主要出発地域別で見ると、東京発は14%増、大阪発は7%増、名古屋発は12%減という。
年末年始ツアーの問い合わせ時期は、7月から9月に入った問い合わせが前年より3.7ポイント増の47.2%となり、予約が前年より早まる傾向が見られた。月別のシェアは、7月が4.4%、8月が13.7%、9月が29.1%、10月が38.7%、11月が14.2%。
また、人気渡航先は、昨年に引き続きオアフ島(シェア:1.8ポイント減、5.8%)が1位となり、台北、パリ、バンコク、バリ島と続いた。
エリア別では、アジアが1.8ポイント増の38.1%を占め、最も多いシェアとなった。2位はヨーロッパで1.8ポイント増の35.8%、3位は南北アメリカで0.8ポイント増の10.4%。このほか、ハワイが1.9ポイント減の6.4%、ビーチリゾートが3.0ポイント減の5.8%、オセアニアが0.3ポイント増の2.4%、アフリカ・他が0.2ポイント増の1.0%だった。
前年からの伸び率が最も高かったのはアフリカ・その他で前年比44%増、次いでアジアが23%増、オセアニアが22%増、ヨーロッパが17%増、南北アメリカが11%増となった。ハワイは23%減、ビーチリゾートも26%減と下回った。
旅行期間別の問い合わせでは、前年と同様、1位が5日間(シェア:前年比1.4ポイント減、24.7%)2位が6日間(同:2.2ポイント減、22.8%)、3位が4日間(同:前年同様、17.7%)。7日間以上は3.1ポイント増の28.8%となり、長期間のツアーが増えた。ツアー日数の平均も、0.1ポイント増の5.8日と増加している。
出発希望日は、1位が12月28日で19.9%、2位が12月29日で14.8%、3位が12月30日で10.8%。帰国希望日は1位が1月3日で15.3%、2位が1月5日で14.3%、3位が1月4日で11.9%となった。
なお、調査対象は2013年12月21日から2014年1月5日までのいずれかが旅行期間に含まれるツアーについて、エイビーロード上で2013年7月1日から11月10日までにおこなわれた新規問い合わせの件数。前年は2012年12月23日から2013年1月6日までを対象としていた。