エミレーツ、B777とA380を200機発注、民間航空史上で過去最大
エミレーツ航空(EK)はこのほど、ドバイ・エアショーでボーイングB777-8X型35機とB777-9X型115機、エアバスA380型機50機の合計200機を発注した。B777型機はさらに50機の購入権付きで、合計発注額は購入権を除いたカタログ価格で990億米ドルとなり、民間航空史上過去最高という。また、ボーイングへの発注額も760億米ドルで米国の民間航空史上における最高額となる。
B777X型シリーズの座席配置は、8X型が3クラスで座席数342、9X型が2クラスで座席数440以上とする予定。また、A380型は2クラス構成と3クラス構成の混合になる予定だ。
EKが発注を確定した機材数はオプションや購入権を除いてもB777型機が214機、A380型機が101機、A350型機が70機で、合計は385機。EKは現在でもB777型機、A380型機ともに世界で最も多くの機材を保有している。
今回の発注分の受納開始時期は、B777X型シリーズが2020年からの見込みで、A380型機50機のうち25機は2018年第1四半期までに納入される予定だという。