ハワイ、9月累計日本人旅行者は3.3%増、消費と平均日数が減少
ハワイ・ツーリズム・オーソリティ(HTA)によると、2013年の9月までの累計日本人旅行者数は、前年比3.3%増の112万3603人となった。一方、現地消費額の合計は円安の影響もあってか8.4%減の18億5680万米ドルに減少し、旅行者1人あたりの消費額も11.3%減の1652.6米ドル。滞在日数も合計が1.7%増の673万6835日に留まり、平均は1.6%減の6.00日となった。
9月単月も旅行者数が2.0%増の13万6052人で、現地消費額は合計で14.8%減の2億1490万米ドルと同様の傾向。合計滞在日数も6.2%減の5.94日であった。傾向としては、インセンティブでの訪問が昨年の898人から4201人に大幅増。一方、ハネムーンは14%減の1万6403人となり、3ヶ月連続での2桁減となった。1月からの累計では16万737人で5.6%減となっている。
また、ハワイ島のみを訪れる旅行者が増えているのも特徴で、9月は5167人となり38.4%増。累計でも18.8%増の3万3160人となっている。HTAとハワイ州観光局(HTJ)は隣島へのプロモーションを強化しているところで、ハワイ島以外でも9月はマウイ島への旅行者数が24.3%増、カウアイ島が29.3%増と増加した。
なお、9月の日本線における定期便の航空座席数は9.3%増の17万7483席であったといい、ハワイアン航空(HA)による6月の札幌線の開設や、成田、中部、関空、福岡のキャパシティ増加が寄与した一方、チャーター便の減少が伸びを鈍化させたという。1月からの累計は7.2%増の150万76席となっている。