キャセイパシフィック航空（CX）と香港ドラゴン航空（KA）はこのほど、iOSを搭載する携帯端末の専用アプリ「Passbook」を利用したモバイル搭乗券サービスを開始した。オンラインやモバイルでのサービスを通じた旅客サービスの向上をはかる考え。これにより、乗客はPassbookに保存したモバイル搭乗券にあるQRコードをスキャナーにかざすことで、空港での保安検査や出国手続き、ゲートでの搭乗手続きがスムーズにできるようになった。

　Passbookにモバイル搭乗券を保存するには、CXやKAのウェブサイトでオンラインチェックインをした際にEメールで送付されるリンクからモバイル搭乗券を取得した後、画面上に表示される「Passbookに追加」ボタンをクリックして登録。また、モバイルサイトやモバイルアプリを利用する場合は、チェックイン完了後の確認画面で「搭乗券をPassbookに追加」をクリックして登録できるようにした。日本語にも対応しているが、日本語版モバイルサイトとアプリは今のところ未対応だという。

　なお、モバイル搭乗券サービスは、羽田、成田、関空、中部、福岡、札幌など、CXが乗り入れる22都市とKAが就航する5都市で提供。今後利用可能な都市を順次拡大していく予定だ。