阪急交通社グ、9月の海外旅行は11.9%減-業務渡航2社は2桁増

  • 2013年11月12日

 阪急交通社グループ3社(※)の2013年9月の旅行取扱概況で、海外旅行は前年比11.9%減の209億1412万円となった。3社のうち、阪急交通社は14.6%減の181億8205万円。同社によると、中国、韓国を除いたアジアとミクロネシアは堅調に推移したが、中国、韓国は低迷が続いているという。

 阪急阪神ビジネストラベルは11.3%増の28億7219万円となった。北米、欧州は増加傾向にあり、韓国、タイは前年から微減。中国、インドネシアは横ばいで、インドやベトナム、シンガポールを含むその他のアジアは前年を上回り好調に推移したという。阪神トラベル・インターナショナルも欧州方面が堅調に推移し、23.0%増の3億9224万円と増加した。

 海外旅行以外では、国内旅行が3社計で14.2%増の135億7097万円。阪急交通社は四国が前年割れとなったものの東海、近畿、中国、九州方面が好調で、14.2%増の134億821万円であった。阪急阪神ビジネストラベルは出張、団体旅行の動きが活発で、20.1%増の2億8909万円、阪神トラベル・インターナショナルはほぼ前年並みで推移し、2.3%減の2052万円となった。

 なお、外国人旅行は合計で22.0%増の2382万円。海外、国内、外国人を含めた全体は3.2%減の345億891万円だった。


※阪急交通社、阪急阪神ビジネストラベル、阪神トラベル・インターナショナル