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KNT-CT、第3四半期は売上45%増、営業損益も黒字化

  • 2013年11月7日

 KNT-CTホールディングスの2013年12月期第3四半期累計期間(2013年1月1日~9月30日)の連結業績で、売上高(※総額)は前年比45.0%増の3237億2900万円となった。また、営業損益も前年は8億6300万円の赤字であったが1億3200万円の黒字に。経常損益も為替差損で7億4300万円の営業外費用を計上しながら、赤字幅は8億9000万円から4億400万円に縮小。四半期純損益も13億8300万円の赤字から3億9900万円の赤字となった。

 大幅な売上増は、前年数値には今年1月に経営統合したクラブツーリズムの実績を含んでいないため。ただし、期間中には近畿日本ツーリスト個人旅行のウェブ専用宿泊商品やクラブツーリズムのバスツアーなど両社の看板商品を相互販売したほか、チャーター便の共同販売などにも取り組み、シナジー効果の強化をはかった。また、クラブツーリズムが富山県八尾町で開催するイベント「月見のおわら」には、近畿日本ツーリストも700名以上の団体客を送客したという。

 事業部門別の実績では、近畿日本ツーリスト個人旅行、近畿日本ツーリスト個人旅行販売、クラブツーリズムが含まれる個人旅行事業は売上高が2002億9900万円、営業利益が3億5100万円。近畿日本ツーリストの団体旅行事業は売上高が711億6900万円となり、営業利益は4億6600万円であった。このほか、海外航空券のホールセールなどその他事業は539億8700万円の売上高に対して、1億840万円の営業損失を計上した。