フォートラベル会員、海外1人旅の経験者が53.4%、男性に多く
フォートラベルがこのほどユーザーを対象に実施した調査で、海外への1人旅を経験したことのある回答者は全体の53.4%であった。男女別では男性が60.1%、女性が48.6%と男性の方が多い結果で、男性は20代以下が66.7%と高かったほか、50代が64.0%、40代が61.3%、30代が60.3%と平均を上回った。女性は逆に20代以下は34.0%と低く、30代が55.0%、60代以上が50.0%となるなど性別によって年代ごとの積極性にばらつきがあった。
1人旅経験者に行ってよかったエリアを聞いた質問では、アジアが41.8%で最も多く、欧州が35.3%、北米が11.9%で続いた。国別では台湾、タイ、フランスの人気が高かったという。良かった理由では、台湾とタイは人の優しさや親切さが共通したほか、台湾は治安の良さや食事、タイは異文化の体験が挙げられた。フランスは1人での観光やショッピングのしやすさ、公共交通機関での移動のしやすさといった回答があった。
これに対して、未経験者が行ってみたいエリアは、欧州が46.1%で最多となり、アジアが24.8%、北米が13.5%に。国別では1位から順にフランス、イタリア、ハワイが人気だった。欧州については、1ヶ国だけでなく欧州内を周遊したいという声もあったという。
フランスについては「以前行った時に1人でも比較的安全にまわれると思った」「1人でじっくり美術館巡りをしたい」、イタリアは「世界遺産巡りをしたい」「美味しい料理を食べたい」、ハワイは「言葉の不安があまりなさそう」「行ったことのある場所なので、1人でも行きやすそう」といったコメントが寄せられた。
このほか、未経験者の中には「そもそも1人で海外旅行をしたいと思わない」「1人旅をしてみたいが不安な気持ちが大きい」といった声も複数あったといい、フォートラベルでは言葉や治安、旅行の感動などを共有する相手がいないことなどへの懸念が1人旅を実行するかどうかの鍵になっていると分析している。
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