さわやかプラス、BtoB開始、グアムチャーター販売-現地手配も
さわやかプラスは11月11日から、旅行会社向けのBtoB事業を開始する。エバー航空(BR)のチャーター便を旅行会社向けにユニット販売するほか、ビーチリゾートやアジア地域の手配も実施する計画だ。今まではインターネットで消費者への直販をおこなってきたが、BtoB事業を開始することで販路の拡大をはかる。
同社営業本部長の松尾幸一氏によると、現在の販路は100%がウェブサイト経由の予約だが、BtoB事業の開始により、3年後にはウェブと旅行会社経由のシェアを5対5にしたい考え。まずは首都圏を中心とした東日本から営業を開始し、将来的には関西地域に拡大したいとした。
同氏によると、ターゲットは10名から20名程度の小規模グループ。主にBRのグアムチャーターを第1種旅行会社へ、ホテルと合わせたユニットで販売する計画だ。これは、今年5月にITCチャーターの規制が緩和され、用機者が直接契約した第1種への卸売を可能としたことをうけたもの。グアムチャーターは2014年3月に4本、ゴールデンウィークに2本おこなう計画で、6本分の座席を旅行会社に販売していく。松尾氏は春休みやゴールデンウィーク、夏休みなどにチャーターを実施することで「ピーク時でも座席を提供できる、ということを売りにしていきたい」と語った。
また、チャーターの販売とともに、グアム、サイパン、台湾、香港、韓国、マレーシアの手配もおこなっていく考えで、旅行会社からの見積もり依頼にも対応していく。将来的にはさわやかプラスの現地オフィスがあるグアムとサイパンにおいて、ランドオペレーターとしての展開も検討しているという。
松尾氏は「航空会社や現地ホテルと直接契約を結んでおり、仕入れ力はある」点を強調。仕入機能は営業と同様日本本社にあるため、日本発で迅速な対応が可能だとし、「小規模な会社ならではの強みとして、お客様のニーズに細かく対応していきたい」と話した。見積もり依頼には1営業日以内に回答することを目標とし、小回りの聞く迅速な対応で顧客の取り込みをはかっていく考えだ。