カタール航空、ワンワールドに正式加盟、中東周回パスも
カタール航空(QR)は10月30日、ワンワールドに正式加盟した。これによりドーハがワンワールドの拠点の一つとなるほか、エチオピア、イラン、ルワンダ、セルビア、タンザニアの5ヶ国20都市以上が新たにネットワークに加わる。また、QR加盟後、アライアンス全体では約3300機の機材で毎日約1万4000便を運航し、年間では約4億8000万人の旅客を運んで約1400億米ドルの収入を得ることになる。
QRの申請に合わせて、ワンワールドでは中東周回旅行用の運賃「ビジット・ミドルイースト・パス運賃」を設定。11月1日から、QRなどが運航する12ヶ国30都市への割引運賃を利用できるようにする。
また、正式加盟を記念し、JALマイレージバンク(JMB)会員などワンワールド加盟航空会社のマイレージプログラム会員に対して、QR便搭乗時のマイルを2倍にするダブルマイルキャンペーンもおこなう。対象搭乗期間は11月15日から2014年1月31日までで、12月20日から1月5日までの年末年始は除く。JMB会員の場合、キャンペーンへの参加は日本航空(JL)ウェブサイトで申し込みが可能だ。
なお、加盟合意から今回の正式加盟までの期間は約1年で、QRによるとワンワールドの中でも最も迅速に加盟準備を終えた航空会社の一つとなった。通常は18ヶ月から24ヶ月を要するという。