JL、国内線エコノミーに新シート、B767にFクラス-Wi-Fi開始
日本航空(JL)は2014年から、国内線で機内インテリアの刷新と、Wi-Fiによる機内インターネットサービスを開始する。機内インテリアは「上質な移動空間」をテーマに設定し、エコノミークラスに新型のスリムシートを導入。足元スペースを現行から最大で5インチ拡大するとともに、座席重量を軽量化することで消費燃料の削減もはかる。また、全クラスの座席を本革仕様に変更。LED照明を採用し、カーペットもリニューアルする。
加えて、ボーイングB767-300ER型機9機にファーストクラスを導入。羽田/札幌、大阪、福岡、沖縄便に投入する計画だ。現在同路線の一部でファーストクラスを投入済みのB777-200型機を投入しており、今回ファーストクラスがある機材を増やすことで、サービス対象便の拡充をはかる考えだ。
さらに、2012年7月から国際線で展開している、Wi-Fiによる機内インターネットサービスを国内線にも導入する計画だ。米国のゴーゴーが提供する衛星接続サービスを利用し、全クラスに対し有料でサービスをおこなう。
インテリア刷新とWi-Fiサービス提供の対象機材は、B777-200型機9機、B777-300型機7機、B767-300型機6機、B767-300ER型機14機、B737-800型機41機の計77機。2014年5月から運航を開始する予定で、機内インターネットサービスは14年夏から提供をはじめる計画だ。なお、エコノミークラスの新シートと機内インターネットサービスの詳細については、来年1月をめどに発表する予定だ。