9月出国者数は4.5%減、8ヶ月連続で前年割れ-訪日は3割増
日本政府観光局(JNTO)によると、2013年9月の出国者数は前年比4.5%減の155万人となり、2月以来8ヶ月連続で前年割れとなった。1月からの累計は7.4%減の1309万9000人、上期(4月~9月)は9.0%減の865万5175人。ただし、徐々に減少幅は小さくなってきており、9月は8月の6.2ポイント減に比べ1.7ポイント改善している。
通年で2012年の1849万人台に到達するには、残りの3ヶ月で539万1000人が必要。12年の10月から12月の合計が434万980人であるため、12年比で24.2%以上の伸びが求められることとなる。
一方、訪日外客数は31.7%増の86万7100人と増加しており、8ヶ月連続で2桁増で推移。9月単月では過去最高の数値を記録した。1月からの累計も22.4%増の773万1400人と2桁増だった。観光庁長官の久保成人氏は10月23日の会見で「相対的に好調だった。JNTOのプロモーションなどが功を奏したのでは」と振り返った。円高是正による割安感の浸透や、7月からの訪日ビザの要件緩和などもプラスに働いたという。