ルフトハンザ・ドイツ航空（LH）によると、LHとスイス・インターナショナル・エアラインズ（LX）、オーストリア航空（OS）の3社計で、2013年1月から9月までの累計旅客数が前年比0.6％増の7977万4000人となった。特に米州と欧州路線が順調で、いずれも旅客数が過去最高の伸び率を記録したという。

　運航実績では、座席供給量を表す有効座席キロ（ASK）を0.8％増に留めたのに対して旅客輸送量を表す有償旅客キロ（RPK）が2.1％増と拡大し、有償旅客による座席利用率を表すロードファクターは1.0ポイント増の80.3％となった。ロードファクターは、9月単月でも0.6ポイント増の82.2％と高い数値を示している。

　3社のうち、LHは旅客数が1.0％増の5812万4000人で最も高い伸びを示したといい、特に米州発着路線は6.0％増と好調に推移した。LH以外では、旅客数はLXが0.7％増の1304万7000人、OSが1.8％減の860万3000人。利用率はLXが1.1ポイント増の84.0％、OSが1.1ポイント増の78.8％といずれも前年を上回った。

　なお、LHの数値にはジャーマンウィングス（4U）とルフトハンザ・リージョナルを含む。