セレブリティ・クルーズ、アジア強化-14年、15年に日本発着クルーズ
セレブリティ・クルーズはアジアでの展開を強化する。10月9日にセレブリティブランド単独の組織をアジアで作ると発表。シンガポールを拠点に、ブランドのマーケティングや販売の強化をはかる考えだ。アジア地域コマーシャル・ディレクターには、ロイヤル・カリビアン・インターナショナルでアジア太平洋地区ディレクターなどを務めたケルビン・タン氏が就任する。
セレブリティクルーズCEOのマイケル・ベイリー氏は「アジア太平洋地域はセレブリティ・クルーズの将来性が最もある地域であり、今後ブランドの成長には欠かせない」とコメントを発表。アジアには「セレブリティ・クルーズが提供できる、よりプレミアムなクルーズの選択肢を求めている裕福な旅行者の占める割合が高い」とし、アジアでの展開を強化し認知向上をはかることで、旅行会社からの注目や協力も得られるのではと期待を示した。なお、業務提携している各地域の総代理店とのパートナーシップは今後も継続していく。
セレブリティ・クルーズは、2013年4月に「セレブリティ・ミレニアム」で日本に初寄港。今年の12月7日から同船をアジアに配船し、14年5月3日から初の日本発着クルーズとして、横浜発着のゴールデンウィーククルーズ7泊を予定している。さらに、14年9月12日から15年4月26日まで、セレブリティ・ミレニアムをアジアに配船し、横浜発上海クルーズ、上海発横浜クルーズ、横浜発香港クルーズを展開する計画だ。
加えて、「セレブリティ・センチュリー」を15年1月にアジアに配船。シンガポールや横浜を含む11ヶ国26港を訪問する予定で、春には横浜発着のクルーズも予定。金沢や小樽に初寄港するとしている。