ドコモ、「dトラベル」開始へ-第1種申請、海外は14年度めざす
NTTドコモは12月17日、宿泊予約や観光情報、グルメ情報の提供など旅行の計画から旅行中までを対象としたサービス「dトラベル」を開始する計画だ。ジェイティービー(JTB)との業務提携によって実現したもので、JTBの約1万1000軒の国内宿泊施設について予約機能を提供する。
dトラベルでは、ドコモがウェブサイトの構築や顧客基盤を活用した販売を担い、JTBが旅行関連の商品の企画と提供、サプライヤーへの対応などをおこなう。
また、単純な宿泊予約サービスだけでなく、独自機能として「癒やされたい」「絶景を見たい」など利用者の気分や目的に合わせた旅行プランを提案。観光スポット3万件、ご当地グルメ4000件の情報を集約しており、これを組み合わせて約1000本の「おすすめ旅」を表示するようにした。
このほか、旅行中にも宿泊施設周辺の観光スポットや、dトラベルによる「レコメンドコース」を提案。「ドコモ地図ナビ」サービスのスマートフォン用アプリと連携し、旅行プランの作成や旅行先でのナビゲーション機能を利用することもできるという。
dトラベルの利用はドコモの契約者に限定せず、「マルチキャリア・マルチデバイス」に対応。他社のスマートフォンやタブレット端末、パソコンからも利用できるようにする。月額使用料は無料で、決済は「ドコモ ケータイ払い」とクレジットカード、現地決済に対応する。
なお、今回のサービス提供に合わせて第1種旅行業登録の申請を進めているところ。今後は2014年度中を目処として、パッケージツアーや海外旅行分野でのサービス提供をめざす。また、予約可能な施設数、観光スポット情報、ご当地グルメ情報などは順次増加していく。