アメリカ・ワシントンD.C.、ニューヨーク、フィラデルフィア、政府閉鎖(シャットダウン)に伴う影響

  • 2013年10月3日

 米国東部時間2013年9月30日(月) 23:59までに暫定予算が議会で通過しなかったことを受け、新会計年度開始日にあたる10月01日(火)より一部の連邦政府機関が閉鎖となりました。

 以下にワシントンD.C.、ニューヨーク、フィラデルフィアの主要観光箇所の状況をお知らせいたします。

■ 主要都市の観光箇所の状況
〔ワシントンD.C.〕
 昨日の朝までリンカーン記念堂の敷地の中へ入れましたが、柵の位置が大幅に外側へ移動し現在では敷地内に入る事ができなくなりました。

 本日確認したところ、リンカーン記念堂内の石像を見るには、数百メートル離れた通りをバスで走行する際に車窓よりご見学いただくしか方法がないようです。

 国立公園管理局の管轄下にある施設は全て同じ状況で、その他の大統領の記念碑(ジェファーソン記念碑など)や戦没者慰霊碑(ベトナム戦争、朝鮮戦争、硫黄島記念碑など)などにも近づくことはできませんし、国営の博物館であるスミソニアン博物館(航空宇宙博物館、自然史博物館など)やナショナルギャラリーは閉館しています。

 ホワイトハウス及び国会議事堂は外観をご覧いただくことはできますが、国会議事堂の内部見学ツアーは中止となってます。

 アーリントン国立墓地は通常通りご見学いただけます。

〔ニューヨーク〕
 自由の女神は閉鎖しております。(エリス島は元々ハリケーンの影響で再開しておりません)

 閉鎖の期間、代行として自由の女神行きフェリーを運航している会社が自由の女神の周りを回る60分の遊覧フェリーを運航しております。自由の女神には上陸いたしませんが、水上で近くまでは行きます。

 既に自由の女神行きフェリーチケットを手配している場合、追加料金無しで現在手配しているチケットがそのまま遊覧船にも利用できるそうです。

 遊覧船は午前09:00から20分毎に運航しておりますが、予約制ではなく早いもの順になります。従って自由の女神行きフェリーで予約していた時間は適用になりません。

 なお、自由の女神行きフェリーの予約自体は現在も受け付けておりますが、予約後も国家予算の未成立により自由の女神が閉鎖している場合には、上記の条件が適用となります。

 その他、スミソニアン博物館が経営する「インディアン博物館」や「COOPER HEWIT」等が閉鎖しております。

〔フィラデルフィア〕
 自由の鐘(Liberty Bell)、コンスティテューション・ホール(Constitution Hall)、コンスティテューション・スクエア(Constitution Square)は閉館しております。

 現時点では、この措置がいつまで続くかは不明です。

 この影響により現地の観光ツアー、オプショナルツアーなどでは、観光箇所が変更になる場合があります。

 現在、アメリカにご滞在中の方、また現地でツアー等にご参加予定の方は、最新情報に十分ご注意ください。


情報提供:株式会社トランスオービット日本海外ツアーオペレーター協会