プルマントゥール、14年クルーズ発表-仏コース本格展開へ
プルマントゥール・クルーズの日本地区総代理店を務めるジェイバは、9月25日、2014年クルーズの発表会を開催した。ジェイバ代表取締役の市川裕美氏はセミナーの冒頭「日本からの集客は毎年伸びている。来年は今年の4割アップを目標に設定した」とし、参加した旅行会社に送客の協力を呼びかけた。
セミナーに合わせて来日したプルマントゥール・クルーズのインターナショナル・セールスディレクター、ジョージア・カパビアンカ氏も「毎年日本からの送客は4割増えており、今年も多くのグループが来ている。FITも前年比200%に増えた」と好調さをアピールした。
2014年クルーズは「ソブリン」で西地中海やエーゲ海、「エンプレス」でフィヨルドやバルト海、西地中海を航海する。今年はソブリンのレギュラーコースを大幅に拡大し、今までの7泊8日のコースから、バルセロナ発着でゴールデンウィークの4泊5日クルーズ、5泊6日クルーズ、夏の11泊12日クルーズなど7コースに拡充。多様な需要に応えられるようになったという。なお、「モナコ」ではカリブ海を運航するが、日本市場向けには需要が高いソブリンとエンプレスのクルーズを販売する。
また、カパビアンカ氏は、プルマントゥール・クルーズの子会社である「クルーズ・ドゥ・フランス」の商品をアピール。日本総代理店はジェイバが担当し、今年から日本市場で本格的に展開する。
クルーズ・ドゥ・フランスでは「ゼニス」「ホライズン」の2隻でマルセイユ発着などフランス風クルーズを展開。日数は3泊から14泊で、マルセイユ発着のコースを7種類、カレー発着、ラ・マーナ発着コースを1種類用意した。
カパビアンカ氏によると、今までクルーズ・ドゥ・フランスは「ホライズン」1隻を配し、フランスを中心にしたヨーロッパで販売していたが、2014年からはプルマントゥール・クルーズの客船「ゼニス」を改装し、フランス風の客船としてクルーズ・ドゥ・フランスとして追加投入。対象市場を日本に拡大したという。カパビアンカ氏はフランス風の内装や、フランス人シェフによるフランス料理を提供するとし、「クルーズの雰囲気だけでなく、クルーズを通してフランスの文化をお客様に体験してもらいたい」と述べた。
このほか、セミナーでは営業部長の西川量通氏が両クルーズの特徴を説明。区間乗船が可能であるため、旅行会社のパッケージツアーとしてアレンジしやすい点や、FIT需要にも適しているとアピールした。また、オールインクルーシブでアルコール類を無料で提供しており、キャンセル料金が32日前まで50ユーロ、31日前から33%と緩やかである点もメリットとしてあげた。